朱鷺鉦学園の事情。
「りーちゃん……」





入って来たのは、碧だった。




私は怪我一つない碧の姿を見たら……


なんか余計に泣けてしまった。






「碧が助かってよかった……っく、ふええ、あおい……」






そう言って私は、碧に抱きついた。涙で制服濡れちゃうかなとか思ったけど、そうせずにはいられなかった。




「りーちゃん……よしよし、ありがとうね。」
< 53 / 119 >

この作品をシェア

pagetop