朱鷺鉦学園の事情。

そういうものなのか……また新しい事を学べた。




「うんっ！ありがとう、碧」



少し恥ずかしくて、はにかみながら言うと……




「っ……この無自覚鈍感！少しはその顔の破壊力を自覚して！」




顔の破壊力とは……？



っは！私はブスすぎるから、笑顔を向けられても気持ち悪いだけ……という事は、相手を不快な気持ちにさせて……






「ごめん碧！私の顔、気持ち悪過ぎて……」




「はぁ？何勘違いしてんの……僕が言いたかったのは、りーちゃんは可愛すぎるって事。Are you OK?」





か、可愛い……だと？！そりゃさ、碧から言ってもらえるのはすんごい嬉しいけどお世辞っていう事は分かってる。私の地位を配慮して、そんなことを言ってくれたんだろう。





でも、それでも……




「ありがとう、碧っ！」