天の川の未来
一方の未来
1
視界が開けていく。正四角形で区切られた真っ白な天井が目に映った。
━━ここは何処だ?
自分の部屋ではない。
ツンと鼻を刺激する薬品の匂いがする。
辺りを見回すと、無機質な医療器具が手の届きそうな場所に置かれており、ここが病室であることを認識させられた。
また、俺は倒れてしまったのか。
意識が朦朧としているなか、それを感じることが出来た。
一呼吸置いて起き上がる。
…ズキッ
思わず顔をしかめた。
頭痛がする。身体の節々がズキズキと痛む。首が重たい。息が苦しい。徐々に増していくそれは、吐き気を誘った。
手の平をおでこに張り付ける。そうすることで、吐き気が治まるような気がした。
その手から伸びている無数の管が視界に入る。
━━何だこれ。
以前、病室に居たとき、こんなものは無かったはずだ。だが何処かで見たことがある。
「てん、て…き……?」
点滴。目覚めてからの第一声。聞き慣れた自分の声が発せられる。
━━ここは何処だ?
自分の部屋ではない。
ツンと鼻を刺激する薬品の匂いがする。
辺りを見回すと、無機質な医療器具が手の届きそうな場所に置かれており、ここが病室であることを認識させられた。
また、俺は倒れてしまったのか。
意識が朦朧としているなか、それを感じることが出来た。
一呼吸置いて起き上がる。
…ズキッ
思わず顔をしかめた。
頭痛がする。身体の節々がズキズキと痛む。首が重たい。息が苦しい。徐々に増していくそれは、吐き気を誘った。
手の平をおでこに張り付ける。そうすることで、吐き気が治まるような気がした。
その手から伸びている無数の管が視界に入る。
━━何だこれ。
以前、病室に居たとき、こんなものは無かったはずだ。だが何処かで見たことがある。
「てん、て…き……?」
点滴。目覚めてからの第一声。聞き慣れた自分の声が発せられる。