L'eau, je suis important...






「はははは!
驚かせようと思ったから作戦成功!」




ピースを前に突き出して、イタズラが成功した子供のような笑顔を向けてきた。




「はぁ。
まぁ、ありがてぇーわ。
今ちょうど暇してたとこだったから。」





「おぉ!そうか!
それはよかった!僕ってばナイスタイミング!」




自分で頭を撫でている玲は頭がおかしいと思う。



いや、もうおかしいな!



「あ!そうそう!
100mお疲れ様!&1位おめでとー!」





「おう!ありがとな。」




急に褒めてくるから調子狂うよな。




「てか、悠太って春川と仲よかったか?」




「あー、月斗のことは、全く知らなかった。
走る前に仲良くなった。
玲は月斗のこと知ってるんだな。」




「えー!!なんで春川は最初から下の名前なの!?僕の時は自分から言わないと呼んでくれなかったのに!!!」




ブスっとして、拗ねているらしい。




「??
なんで拗ねているんだ?」








< 108 / 359 >

この作品をシェア

pagetop