L'eau, je suis important...
「はははは!
驚かせようと思ったから作戦成功!」
ピースを前に突き出して、イタズラが成功した子供のような笑顔を向けてきた。
「はぁ。
まぁ、ありがてぇーわ。
今ちょうど暇してたとこだったから。」
「おぉ!そうか!
それはよかった!僕ってばナイスタイミング!」
自分で頭を撫でている玲は頭がおかしいと思う。
いや、もうおかしいな!
「あ!そうそう!
100mお疲れ様!&1位おめでとー!」
「おう!ありがとな。」
急に褒めてくるから調子狂うよな。
「てか、悠太って春川と仲よかったか?」
「あー、月斗のことは、全く知らなかった。
走る前に仲良くなった。
玲は月斗のこと知ってるんだな。」
「えー!!なんで春川は最初から下の名前なの!?僕の時は自分から言わないと呼んでくれなかったのに!!!」
ブスっとして、拗ねているらしい。
「??
なんで拗ねているんだ?」