L'eau, je suis important...




ついていった先にいたのは、
清楚系の女を囲む4〜5人の男だった。


髪の毛はカラフルでTHE不良って感じだった。


男たちは、女をどこかに連れて行こうと
していたみたいで、腕を引っぱっていた。


そして、抵抗する女に近くにいた男が手をあげたようだ。



それを見て、険しくなっていくコイツの顔。



「おい。」



地を這うような低い声に、
俺が言われたわけでもないのにゾクッとした。



コイツ、マジでやべぇーな。


普通に不良なんだけど。



「おにぃーさん!
僕とあ・そ・ぼ?」



ニコッと微笑むコイツ。

けど、目が全く笑ってない。


それに、甘いルックスだからか?


人一倍怖く見える。



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