L'eau, je suis important...





**


3000が終わって悠太と応援席に戻ってきた。



僕が出場する3000m走の直前に落ち込んだ様子で帰ってきた悠太。


その前に舞羽ちゃんとどこかに行ってたからきっと舞羽ちゃん関連なんだろう。


これから話を聞いて、励ましてあげないとね!それが僕の役目なんだから!




「んでー悠太ー?
話聞かせてもらおうか…」



悠太の表情が少し硬くなった。



「まず、俺は山本が好きだ。
やっと自覚した。」



「え!!」



悠太の突然の発言にとても驚いた。
悠太がついに自覚したか〜。

なんか感動するな…!
恋の定義とか聞いていた奴が自覚するなんて…!

感動…!



「おめでたいことじゃん!
それなのに何で悠太は落ち込んでんのさ?」



春川は舞羽ちゃんの親戚だったはず…。

それに舞羽ちゃんが悠太以外の男子と話している姿は見かけたことがない。



< 129 / 359 >

この作品をシェア

pagetop