L'eau, je suis important...






応援席に戻るとみんな和気あいあいとしていた。


表彰を今か今かと待ち望んでるようにも見えた。




「10分経過しました。
生徒の皆さんは、閉会式の体型に並んでください。」


アナウンスがあり、ゾロゾロと移動し始めた。


2,3分すると砂と靴が交わる音もなくなった。



「長らくお待たせしました!
では、表彰式を始めます。優勝のみの表彰となります。」



「まず、種目の部。
3位黄団1350点。2位青団1387点。優勝は!赤団1408点!おめでとうございます!」


赤団と呼ばれた瞬間、湧き上がる声と拍手。

チっ。2位か…。



「次に応援の部です。
3位赤団。2位黄団。優勝は!白団!
おめでとうございます!」



やはり俺らは声が小さかったのか…。

でもやりきったし、なんの悔いもない。





< 153 / 359 >

この作品をシェア

pagetop