L'eau, je suis important...
俺には言いづらいことなのか…?
「そうか…。」
ここからずっと沈黙が流れた。
まわりは歌ったり喋ったりして、ガヤガヤしているのに、気味が悪いほど俺らの空間だけ静かだった。
「髙野!リレーいい走りだったな!
お前のおかげで1位取れたもんな!」
「いや、そんなことねぇーよ。」
チラホラといろんなやつと喋り、今日はここでお開きとなった。
「悠太ー。
お前いつも舞羽ちゃんのこと送ってたよな?今日も一緒に帰れ!」
玲が肩をぽんと叩きながらいった。
2人になるチャンスをやると言っていたから、これがそうなんだろう。
「おう。ありがとな、玲。」