L'eau, je suis important...
「えー!
何でフルネーム!?
お願いだから!せめてどっちかの呼び捨てで!」
うっわ。何だコイツ。
面倒くせぇー。
「あー、じゃあ、佐藤。」
俺のその発言に、何故かブスっとする佐藤。
「えー!なんで、佐藤なの!?
僕は悠太って呼んでんじゃん!何で玲じゃないの!?」
何だよコイツ。
どっちでもいいって言っただろ。
それを口にすると…。
「そうだけどさ!でも違うじゃん!」
はぁ?何が違うんだよ!
つか、コイツかなりキャラ崩壊してんな。
王子になったり、不良になったり、駄々こねっ子になったり。
もう、しょうがねぇーな。
「玲。」
そう呼んだ途端に、
バッという効果音が聞こえそうなくらい
勢い良くこちらを向いた。
「!今、玲って呼んだ!?
ねぇねぇ!悠太!今、玲って言ったよね!?」
「ちっ。うっせぇー。」
そう言ってそっぽを向いた。
「はは!照れてる!
照れ隠しなんでしょ!?」
マジでうぜぇー。