L'eau, je suis important...







でも、今言わないといつ言うんだ…。



リレーのことは特に言っておかないと、山本が罪悪感を背負ったままになる。



「っ。」



声を出そうと思うけど、うまく声にならない。


俺のせいだとわかってる。


だからこそ、声にならない。


心なしか手が震えて冷汗がつたう。



でも、言わないと始まらない。



「山本」「髙野くん」



ぎゅっと絞り出した声は、山本の俺を呼ぶ声と重なった。



「あ、ごめんな。先いいぞ」



レディーファーストだからな。



「え、あぁ…。ありがとう。
じゃあ私から。」



少し戸惑いながら応えた山本がなんの話をするのか話すのを待った。




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