L'eau, je suis important...





席に座り、ボーッとしていると、た…悠太くんが近づいてきた。


まだ悠太くん呼びに慣れない…。



でも、髙野くんって呼びそうになると、悠太くんがジト目で見てくるから、ちゃんと悠太くん呼びに慣れなきゃ!



そう思っている間に悠太くんが私の席の前に座った。




「どっどうしたの?ゆ、う太くん。」



やっぱり慣れない…!

それに本人の前だとどうしても照れちゃって顔が赤くなっちゃう…!



「可愛いな。」



そう言いながらふわふわと頭をなでた。


その行為によって更に私の顔は赤くなった。



「あぁ、それで用事っていうか、今日から登下校一緒にしないか?」



悠太くんともっと一緒に居れる!



「うん!!もちろん!
あのね、でも今日はちょっと…。」



愛華に今日だけは開けててほしいって言われて、無理なんだよね…。



「なんだ?浮気か?」



軽く笑いながら冗談っぽく行った悠太くんに、



「そんな訳無いじゃん!」



笑って返したあとに



「中学校からの友達が今日は開けててほしいって言われてね。あの、旗を作ったときに言った友達のこ!」




続けてそう言うと、納得してくれた。






< 167 / 359 >

この作品をシェア

pagetop