L'eau, je suis important...
席に座り、ボーッとしていると、た…悠太くんが近づいてきた。
まだ悠太くん呼びに慣れない…。
でも、髙野くんって呼びそうになると、悠太くんがジト目で見てくるから、ちゃんと悠太くん呼びに慣れなきゃ!
そう思っている間に悠太くんが私の席の前に座った。
「どっどうしたの?ゆ、う太くん。」
やっぱり慣れない…!
それに本人の前だとどうしても照れちゃって顔が赤くなっちゃう…!
「可愛いな。」
そう言いながらふわふわと頭をなでた。
その行為によって更に私の顔は赤くなった。
「あぁ、それで用事っていうか、今日から登下校一緒にしないか?」
悠太くんともっと一緒に居れる!
「うん!!もちろん!
あのね、でも今日はちょっと…。」
愛華に今日だけは開けててほしいって言われて、無理なんだよね…。
「なんだ?浮気か?」
軽く笑いながら冗談っぽく行った悠太くんに、
「そんな訳無いじゃん!」
笑って返したあとに
「中学校からの友達が今日は開けててほしいって言われてね。あの、旗を作ったときに言った友達のこ!」
続けてそう言うと、納得してくれた。