L'eau, je suis important...
「なぁ。玲。
玲は暴走族?なのか?」
ふと疑問に思ったことを口にする。
「暴走族?
あ~違うよ。全然そんなんじゃない。
でも何で?」
なんか、気まずそう…?
それに隠した?
「あー、なんか不良が平手打ちした時に
なんかキレてて、口調がやばかったから。」
「僕、あーゆーのダメなの。
女の子に無理やり何かしたりする男。
一番あーゆーのが嫌い。」
苦虫を噛み潰したような顔しながら言った。
きっと今、あいつらのこと思い出してんだろうな。
コイツマジでヤバいやつだなと思ったけど、全然普通のやつじゃん!
しかも、甘いルックスにその顔はっ。
「はっははは!
玲!お前その顔やべぇーな!はははっ!」
マジでやべぇー
腹!腹いてぇー!
「(何だ笑えんじゃん。)」
そうして、コイツとは3年間ずっと同じクラス。
担任もずっと山田で、最初は席も割と遠かったけど、
1回目の席替えからずっと近くにいる。