L'eau, je suis important...
階段をのぼりきると、パット見ただけでも部屋が5、6個あった。
そのうちの茶色い扉を開けた。
開けた先は、思っている以上にキレイで広くて驚いた。
「どう!?キレイでしょ!?」
愛華がドヤっと効果音がつきそうなくらい胸を張って言った。
「うん!」
かなりの衝撃で、うん!としか言葉が出てこなかった。
中に入ると、誰もいなかった。
真ん中には、ガラステーブルがあって、一番目のつくところに2人がけの黒いソファーがあった。
そこに阿部さんと愛華が座った。
そして、そこの横に机を囲むように、2,3人がけのソファーがあった。
色は白と黒。
この部屋はこの2色で統一されているみたい。
私がどこに座っていいかわからずに突っ立っていると。
「そこら辺適当に座っていいぞ」
阿部さんがそう言ったので近くの白のソファーに座った。