L'eau, je suis important...






「なるほど…。
じゃあ、気をつけて生活すればいいんですね?」


「まぁ、簡単に言うとそうだが、護衛を付けたいと思う。」


「護衛…?」


私を守ってくれる人をつけるってことだよね…?


ずっと一緒にいないとダメなのかな?

悠太くんがいるのにな…。


「碧海。」


すると、阿部さんが誰かの名前を呼んだ。



呼んですぐに、阿部さんたちが座っている奥の扉から人が出てきた。


黒髪に緑縁のメガネ…。



「全員よんできますので、少しお待ちを。」


私の目を見てそう言うと、今度は私たちの入ってきた扉から出ていった。



数分もしないうちに、扉が開き、3人が中へ入ってきて、それぞれソファーに座った。


私の向かいに梶原さんと大﨑さん。


私の横に佐々木さん。


まさか私の隣に座ってくるなんて思ってなかったから思わず方がビクッとなった。



「では、まず自己紹介から行きましょうか。
僕は、副総長の梶原碧海(Kajiwara Aoi)です。
基本的には情報を管理しています。よろしくお願いします。」



黒髪に黒目。緑縁のメガネ。

ここで会わなきゃ、きっとただの真面目な人だと思ってただろうな…。




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