L'eau, je suis important...
男たちが言ったのを確認して舞羽に向き直る。
「なぁ、舞羽。」
俺が不機嫌なのを感じ取った舞羽は笑顔が固まる。
「はい!なんでしょう?」
言葉も少し変わっている。
それは面白いけど、ここで吹き出したら、思っていることを言えない雰囲気になるからな。
「水着。似合ってる。」
頭にポンと手を乗せ、笑顔を見せると舞羽の顔が次第に赤くなった。
「あ、ありがとっ」
可愛いな。
「でもな?
何で俺より先にアイツらが舞羽の水着姿を近くで見てんの?
ありえないんだけど。」
ブスッとしてそう言いながら、パーカーを舞羽の肩にかけた。
舞羽はそれに、“ふふふっ”と上品に笑った。
「悠太くん嫉妬してただけなんだね!
びっくりした。」
「わりぃーかよ」
「ううん!!全然!」
嬉しいと言う舞羽にこれが許されるのなら、どんどん独占欲がひどくなっていく気がする…。