L'eau, je suis important...



「今日はありがとね!楽しかった!」


笑顔で言った舞羽を引き止めるように名前を呼んだ。


「なぁに?悠太…っん」


優しく近づきふわっと唇を重ねた。


「!?」


唇を手で抑える舞羽を見ながらフッと笑った。


「風邪引くなよ。」


ポンと頭に手を乗っけた後に、手を振った。


「っばいばいっ!悠太くん!」


「あぁ。じゃあな!」


家までの道のりを一人で歩く。

さっきまでの賑やかさが嘘みたいに静かで少し寂しさを覚えた。


ふと、キスしたときの舞羽のリアクションを思い出すと口元が緩んだ。



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