L'eau, je suis important...



「うん!!!!」


真剣な顔で強く頷くと、観念してくれたようで、別の水着を探し出した。


水着買うことは必須なんだね…


そんな愛華にフフッと口元が緩んだ。



「舞羽!これは!?これはどう!?」

「これもセクシーすぎるからだめ!」


「これはどうだ!?」

「これ、さっきより胸元が空いてるんだけど?」

「ですよねぇー。また見つけてきます!」


ビシッと敬礼をした愛華を目で追った先に、目に止まる水着があった。



「ねぇ!愛華!これ!」

「これいいね!可愛いとセクシーを両方兼ね備えてるね!!」


私が目に止まった水着は、トップスが2段のレースでふんわりした感じで、下は花柄でフリルがある。

白と黒があって、白は青とオレンジの花柄で、黒は水色と黄緑の花柄。


「どっちがいいかな?
私的には白がふわふわしてて可愛いなって思ってるんだけど…」


「え?何言ってんのさ!
黒に決まってるでしょ!?黒じゃないとオッケーしないから!!!!」


愛華がすごく力説してきた。


決まってるの?

この水着結構お気に入りなんだよねぇ〜

可愛いからなぁ…


「じゃあ、黒にする!」


他のを選ぶより、こっちのほうがいいから、これにすることにした。


私も決まったことで、会計を済ませ、駅で別れた。



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