L'eau, je suis important...



互いの家での“お家デート”とやらを1回ずつ重ねてやってきたこの日。8月4日。


今日は金曜だから、土日に比べたら人は少ないと思う。


家族連れも少なそうだ。


海に行く手段だが、炎龍が車を出してくれる。
が、とりあえず、学校に集まる。
(家がバラバラすぎて集合場所が決まらなかった)


そこから車で移動。


嫌で嫌でたまらなかったこの日が今は案外楽しみだったりする。


その証拠に集合時間の10分前についてるんだから。


すると、数分もしないうちに玲がやってきた。



「おーい!悠太!」

「はよ。玲。」

「おはよー。はやいな悠太。」


ニヤニヤしながら言う玲がウザかったので軽く叩いておいた。



「この前舞羽ちゃんとプール行ったんだって?」


「あぁ。
なんで知ってるんだ?」


俺、玲に言ってないよな。
舞羽と2人でプール行くこと。


「僕の情報網なめないでくれる?」


そうでしたそうでした。
お前は情報に強いんでしたね。


軽く玲と話していると、人が集まった。


炎龍の車に乗り込み、海へと移動した。



< 201 / 359 >

この作品をシェア

pagetop