L'eau, je suis important...



「ありがとな。舞羽。」

俺が笑うと舞羽も笑顔になった。


「なぁ、舞羽。お願いがある。聞いてくれるか?」

「なぁに?私が叶えれることなら叶えるよ!」


首を傾げ俺が今から言う願い事を考えている純粋な舞羽にこんなこと言っていのかわかんねぇけどもう言うしかねぇよな。


「キスしてくれないか?舞羽から」

「えぇ!」

「ダメ…か?」

ボンッと赤くなった舞羽の顔を覗き込むように言うと、舞羽は観念してくれた。


「一回だけだからねっ!
目、閉じてて!」

「おぅ」

ちゃんと目を閉じてるのに、更に目の上から手を重ねてくる舞羽が可愛くてしかない。


ちゅっ


優しく重なった唇を離さないように、舞羽の後頭部を抑えた。


口を開けてほしくて、舌で唇を撫でるけど、開けてくれる様子はない。


少し経つと、息苦しくなった舞羽が俺の胸板をどんどんと叩いた。


それを見た俺はすぐに唇を離した。


「はぁはぁはぁ…もう!悠太くん!
長くするなんて聞いてないよ!」


息を整えながら舞羽は言った。


「消毒」


ペロリと唇をなめると、舞羽の顔はさらに赤くなった。



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