L'eau, je suis important...
「よし!舞羽も元気になったところで、アイツらのところに戻るか!」
「うんっ!」
元気よく頷いた舞羽の手を握って歩いた。
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「遅かったな!」
ついてすぐに玲に話しかけられた。
「あぁ、まぁな…」
「そう言えば、佐々木戻ってきたんだな。どこ行ってたんだ?」
さっきまでいなかった佐々木がいた。
「あぁ〜ちょっとね…。野暮用?」
「なんで疑問形なんだよ!」
涼太がバシバシと肩を叩きながら笑った。
「あぁ、そう言えばね!さっきビーチバレーしたいっていう話になって!」
玲が話題を出してくれたけど、正直今の舞羽を無理させたくない…。
だから、浮き輪でゆっくり遊ぼうと思ってたんだが…。
舞羽に視線を送ると、口パクで“大丈夫だよ”と言われたから、怖い思いも楽しい思い出で塗り替えればいいかと思い、ビーチバレーをすることになった。
「よし!じゃあ、チーム分けな!」
「どうやって決める?」
「女子は普通に別で別れて、男子は学年ごとでいいんじゃない?」
岩崎の提案によりそれで別れることになった。
「人数が合わないので、僕があっちに行きますね。」
そう言った梶原の言葉により、すぐにチームが決まった。
俺らのチームは、阿部、岩崎、玲。
あっちが舞羽、梶原、涼太、佐々木。
「っしゃーやるぞー!」
気合を入れた涼太がサーブを決め、最終的に舞羽たちが勝利した。