L'eau, je suis important...




ー16:00


「っさぁ!そろそろやるか〜」


ゲーム機を片付けて、グーッと伸びをした。


「おぉ。よろしくな。」


玲の浴衣は、縞柄の白地に紺色の帯。


モノトーンでゴチャゴチャしてなくて、爽やかな感じが玲にぴったりだろう。


玲に浴を羽織ってもらい、上前下前を重ねて、腰紐を結んであげた。


「これでよし!」

「ありがとな!以外に早かったな!」

「まぁ、女と違って結構楽だかんな。」


やっぱりこの浴衣、玲に似合うな。


「玲。髪もセットしてやるよ。」

「え!?悠太ヘアアレンジできんの?」

「お前…。毎日右目隠してるやつの技術なめんなよ?」


ドヤ顔で言うと玲は納得したように頷いた。


「あぁ!そうだったな!
じゃあ、お願いしまーす」


そう言った玲の髪を数分かけてセットした。


「おし!出来たぞ~」

「おぉ。ありがとな!」


前髪を(あまりデコを出さない)センター分けにして、毛束を作り、ワックスをつけた。

ふわっとした感じで、浴衣の爽やかさに合わせた。


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