L'eau, je suis important...
「よし!完成〜!」
玲がセットしてくれた髪型は、前髪を軽く浮かせ、ふわっとした感じに仕上がっていた。
けど、右目は見えないようになっていて、さすが玲だなと思った。
「ありがとな。」
「いえいえ〜」
こうして、お互いに準備が整ったところで、玄関へ移動した。
「玲。今日荷物多いだろ?
置いていっていいからな。」
「ありがと。明日にでも取りに来るから!」
「あぁ。わかった。
来る時は連絡してくれ。」
「おん!わかった〜」
こんな会話をしながら、鍵をしめた。
「じゃあ、また明日な。」
「おぅ!お互い楽しもうな!」
「あぁ。じゃあ。」
「バイバーイ」
お互いにひらひらと手を振って別れた。
**
神社につくとすでに舞羽がいた。
「ごめんな。遅くなった。」
「ううん!
プールのときに私が待たせちゃったから、今回は私が先についてたくて、早めにきちゃた!」
えへへと笑う舞羽の頭にポンポンと手をおいた。
「悠太くんいつもと雰囲気違うねぇ。
かっこいいよ!」
違うのか。
やっぱり髪型で結構雰囲気変わんのかな?