L'eau, je suis important...



笑いが収まったところで、クレープ屋に並んだ。


「らっしゃいませ〜どれにいたしましょう?」


声のでかいおっさんが接客をしていた。


「私はバナナチョコ生クリームで!」

「じゃあ僕は、いちごチョコソースで」

「あいよ〜
トッピングはいるかい?」

「うーん…。
葉七ちゃんアイス好き?」

「うん!大好き!」

葉七ちゃんに質問をすると笑顔で答えた。


「じゃあ、両方にアイストッピングお願いします。」

「え!?」

「あいよ〜
400円2つで800円ね。」


お金を出そうとした葉七ちゃんより先に財布を出し、お金を払った。


「まいどあり〜」

「玲くん!お金!払うから!」

「いらないよ〜今日だけ僕に奢らせて!」


軽くウインクをすると、葉七ちゃんの顔が赤くなった。


「うっ!かっこいいけど!折れないんだから!」

耳まで赤くなったから行けると思ったのに…。

僕の必殺技が効かなかった…。


「じゃあ、お金なくなったらお金出してよ。それならいいでしょ?」


手を合わせて、お願いすると、


「うぅ〜わかったよ〜」

葉七ちゃんが折れてくれた。



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