L'eau, je suis important...

「玲くんありがとね。いただきます！」

「はーい！どういたしまして。」


ハムっと一口食べるとパアッと笑顔になった。


「美味しい？」

「うんっ！」


じゃあ僕も早速。


「ん！美味しい〜」

「だよね！やっぱりクレープ最高〜！」


満面の笑みになった葉七ちゃんにちょっとイタズラをしたくなった。


「ねぇ、葉七ちゃん。
それ、ひとくちチョーダイ？」


首をコテンとかしげると、葉七ちゃんの顔が真っ赤になった。


それを見て、満足したけど、やめてあげないもんねー。


「えぇ!?こ、これ!?」


頷き、口を開けると、渋々といった感じで、クレープを僕の口元に差し出した。


「あーん
ん！美味しいね〜」


笑顔で言うと、ムスッとした顔で見られた。


「もぉ〜！玲くんのバカッ！」


あちゃー
これはガチでおこっちゃったな…


「葉七ちゃん！こっち！」


そう言って手を引っ張って小走りした。

これなら、機嫌直してくれるかな？