L'eau, je suis important...



「じゃあ、今回はしょうがねぇな。
とりあえずこれで行くぞ」


「おう!」

「はーい」

「りょーかい」


三者三様の言葉で返事をして、玲は頷いた。


「じゃあ下に言いに行くか〜
あ、そういえば、日にちは一週間後の11月10日で間違えねぇよな?」


部屋を出る時にふと思った言葉を口にすると、玲以外がニヤッとした。


「あぁ。そうだな。」


返事をしたのは康介だけで、玲はキョトンとしていた。


「玲。お前もしっかり準備しとけよー」

「おぅ!」


返事したのを確認して部屋から出た。


1階につき、今回参加するやつを集めた。


「今回は、参加人数も多いし、所属チームも結構均等に集まったから、もともとの所属チームの場所で戦ってくれ。
1階の左側をチーム蝶で右側をチーム月が担当する。
俺たちは、幹部たちを先に倒す。すまねぇが前に行かせてくれ。」


俺が頭を下げると、続いて宏樹たちが頭を下げる。

少し遅れて、慌てて玲が頭を下げた。


「もちろんっす!」

「俺らが道を作ります!」


奴らの温かい言葉が聞こえた。


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