L'eau, je suis important...
残るは俺ら4人。
「髙野悠太」
「あぁ。」
「向井宏樹くん」
「はーい」
「馬場康介くん」
「おぉ〜」
残るは望だけ。
あれだけ揉めたから、記憶に残ってるとは思うけど、名前は覚えてるだろうか。
玲が目を閉じ、大きく息を吸った。
フーッとゆっくり吐き出して目を開いた。
「………本郷…望…くん」
「はぁ…。せーかい」
望は返事をする(もはや返事ではないが)前にため息をついた。
玲が仲間になることに嫌気が差したのか、なぜため息をついたかはわからないが、これで玲が仲間になることが決まった。
「課題をクリアしたことにより、佐藤玲を炎龍潰しに参加させる!少しの間だが家族が増えたぞ!みんな優しく迎えてやれ!」
「あい!」
「うぃっす!」
「おぉー!」
拍手とともに返事が聞こえてきた。
「おめでとー!」
「玲くんさすがっすー!」
玲の仲間入りを祝う声も聞こえた。
「今日は集まってくれてありがとな!
数日後に控えた炎龍潰し、気ぃ抜かずによろしくな!」
「「はい!!」」