L'eau, je suis important...



ゴンッ


バキッ


ガンッ


骨と骨がぶつかり合い鈍い音が響く。



シュッ シュッ ドゴッ


「……クッ…」


重たいな…。


そんな強いやつじゃなかっただろ、お前は。

いつの間にこんなに成長したんだよ…。


僕も陽向もお互いのパンチや蹴りがかなり入った。

そのせいもあり、もうフラフラだ。


だから、この一発で終わらせる!


シュッ ガッ ゴンッ


陽向のパンチを避けて、腹に重い一発をくらわせた。


「…カハッ」


苦しそうな声を上げながら陽向は倒れた。


「強くなったな、陽向。」

「玲さんは相変わらずっすね」


大の字に寝転がった陽向が呟いた。


< 284 / 359 >

この作品をシェア

pagetop