L'eau, je suis important...
ゴンッ
バキッ
ガンッ
骨と骨がぶつかり合い鈍い音が響く。
シュッ シュッ ドゴッ
「……クッ…」
重たいな…。
そんな強いやつじゃなかっただろ、お前は。
いつの間にこんなに成長したんだよ…。
僕も陽向もお互いのパンチや蹴りがかなり入った。
そのせいもあり、もうフラフラだ。
だから、この一発で終わらせる!
シュッ ガッ ゴンッ
陽向のパンチを避けて、腹に重い一発をくらわせた。
「…カハッ」
苦しそうな声を上げながら陽向は倒れた。
「強くなったな、陽向。」
「玲さんは相変わらずっすね」
大の字に寝転がった陽向が呟いた。