L'eau, je suis important...
つくとすぐに手術室へ向かった。
僕は手術室の前の椅子に座って手術が終わるのを待っていた。
焦って、貧乏ゆすりが止まらなかった。
そんな中、向こうから人が来た。
「こんばんは」
いかつい男の人と綺麗な女の人だった。
僕は挨拶をした女性に向かって、頭を下げた。
「こんばんは。
失礼ですが、どちら様ですか?悠太のご両親ですか?」
雰囲気は似てないけど、ここで来るのは悠太の両親以外考えられないよね。
「うーん。まぁそういうとこ!
私は大﨑麗華です。よろしくね」
麗華さんか…。
「俺は大﨑龍だ。君はどちら様かな?」
見た目いかついけど、優しそうな雰囲気…、
「佐藤玲と言います!
大﨑ってことは大﨑涼太と何か関係が…?」
少し気まずそうに視線をそらした。
「…まぁ………それは…悠太に聞いてくれ」
「はい…」
どんな反応をしていいかわからず、相槌だけ打った。