L'eau, je suis important...





「はい!実行委員の2人ありがとうな。
司会進行をしっかりやってくれた二人に拍手!」



クラスメイトにされる拍手は
なれておらず、なんだか照れくさかった。



「よし!じゃあ、2人とも。
席についていいぞ!」


自分の席に戻る途中、
玲が手を小さく前に出していた。


俺はその手を叩くように手を合わせた。



それと同時に、


「お疲れ様。」


と、人懐っこい笑みを浮かべてそう言った。



「あぁ。ありがと。」


その言葉を聞き、なぜか、胸が温かくなったし、
口角が上がった。



最初は、本当に面倒くさいし、ダルいなと思ったけど
実行委員も悪くないなと思った。



その後は、山田がちょっとした話をして
この時間は、終わった。




そして、


「ねぇ。髙野くん。
悪いんだけどさ、今日の放課後、残ってくれる?」


山本が申し訳なさそうに言った。



「あぁ。全然問題ないぞ。」


俺のその言葉にホッとしていた。


「そっか!ありがとう!」


そして、笑顔になった。




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