L'eau, je suis important...
「よし!
じゃあ、早速デザインを決めようか!」
「そうだな。」
机を向かい合わせながら言った。
「んーと!
お互いのデザインを見せあって、自分の好きな所って言うか、
入れたいところに丸をつけようか!
はい、これ私の!」
紙を俺に手渡した。
「おう。ありがとう。
これが俺のな。」
俺も山本にデザイン案を渡した。
あ~。
山本は、みんなが書くところが多くていいな。
この四隅の花のデザインも
派手すぎず、地味すぎずで好きだな。
青ベースか…。
これだったら、少し楽に旗作りが進むか…。
―数分後…
「ねぇ。髙野くん。
できた?」
俺の方を上目遣いで見ていた。
これは、山本が好きな奴は、
赤面するくらいの可愛さだな。
「あぁ。できた。
じゃあここからは話し合いだよな?」
「うん!そうだね!
髙野くんはどこに丸付けた?」
「俺はここの四隅の花。」
丸をつけたところを指差しながら言った。
「あ~。そっか。
好きなところばかり言い合ってても
まとまらないね。」
「あぁ。確かにそうだな。」
山本の言葉になるほどな。と思った。