L'eau, je suis important...





そして、更に段取りを決めてくれた。



「髙野くんには、龍をお任せするね。
あとは全部私がするから。」


は!?全部?

確かに、龍はできれば、自分でやりたいって思ってたし、そこに関しては何も問題はない。

だが、山本が全部やるのは、キツイだろ。


「流石にそれは多いんじゃねぇーの?
山本一人で龍以外の全部をするのは無理があるだろ。」


山本は一人でこなそうとするところがあるな。

抱え込むっつーか…。


「無理じゃないもん!
龍はサイズも全体に書くから大きいでしょ?それに他の全部って言っても四隅の花と文字の当たりをつけたりするだけだから、簡単だもん!」


今回ばっかりは折れてくれないようだ。

まぁ、最悪俺が手伝えばいいし、
ここで納得しとくか。


「あぁ。そうだな。
じゃあ、山本。よろしくな。」




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