L'eau, je suis important...





「制服で選んだのか。
俺はそういうのよくわかんねぇーな。」


そう呟いた。


「多分みんなそんなものだと思うよ!
私も友達に誘われて決めたのが8割くらいだしね!」


へー
友達ねぇー


「その友達は同じクラスなのか?」


「いや、A組だよ。」


「A組か…。
なら、体育祭とか辛くないか?
友達と戦うだろ?」


ふと思った疑問をぶつけてみた。



まぁ、俺は体育祭とか熱くなるタイプじゃないから何も思わねぇーけど。



「うーん…
私達はそんなことないかなぁ…
そういうのは割り切っているからね〜」


割り切るねぇー

もし、玲と違うクラスだったら、玲はちょっとやりづらかったりするのか?

今度聞いてみよう。


「ふーん。そういうもんなのか…」



こうして、他愛もない話をしながら
旗の下書きを書いていった。




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