L'eau, je suis important...
**
私は、小さいころ、ばあちゃんにかわいがってもらった。
父は、私が小さいころに他界し、
母は、私のために、朝も夜も休まず、
たくさんの仕事をこなした。
お母さんに迷惑が掛からないように、毎日、ばあちゃん家に行っていた。
そんなある日。
私は気になったことをばあちゃん聞いてみた。
「ねぇねぇ!ばあちゃん!
おとうさんは、なんで死んじゃったの?」
突然の私の質問にばあちゃんは
びっくりしていた。
「そうねぇ~
舞羽ちゃんのお父さんはね、交通事故だったの。」
「こうつうじこ~?」
まだ小さかった私は、言葉の意味も
ちゃんと理解できなかった。
それでもばあちゃんは優しく教えてくれた。
「あのね、車と車がね、ドーンって
ぶつかっちゃうことを交通事故っていうの。」
あんまり詳しくは教えてくれなかったけど
小さかった私は優しく教えてくれただけで
満足だった。