借金取りと私の関係【完】
真琴さんが思いついたように言った。



飲んでいたコーヒーを置くと、早々に出る準備をしている。



「き、気分転換って…」



「いいから」



席を立った真琴さんがレジへと向かい、会計まで済ませようとしていた。



「あ、ちょっと真琴さん…!」



コーヒーを飲み干し、席を立ったが、すでに真琴さんが私の分まで払ってしまった後で。



「真琴さんお金…!」



「こういうときは、男に払わせるもんだよ」



「でも…」
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