借金取りと私の関係【完】
「すみませんここ今工事中……、あれ?柚葉?」



目を丸くして私を見る真琴さん。



「こんにちは…」



冷静に挨拶する私。



「何やって……ちょっとこっち来い」



真琴さんに引っ張られ、そのまま休憩室へと導かれる。



「…なんつー顔してんの」



「真琴さん、お仕事いいんですか?」



「今日は人手が足りてるから。…なんかあった?」



真琴さんはお茶を私に手渡しながら、心配そうな顔を見せた。
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