借金取りと私の関係【完】
「や、意味が分かりません…」



「キスしていい?」



意味が分からないと言っているのに、黒崎さんは真顔でそんなことを聞いてくる。



ほんとに訳が分からなくて、キッと黒崎さんを睨んだ。



「何なんですか…?嫌です」



「それだよ」



と、黒崎さんは私を指差して言った。



(それ…?)



「俺の言ったことに反抗するってそういうこと」



「だ、え、今のはだって…」
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