借金取りと私の関係【完】
私は布団の中で、だんだん小さくなるしかなかった。



「だいたい、扉から丸見えな場所で着替えるのもどうかと思うんだよなぁ」



「う…」



「俺が合鍵持ってることも、勝手に出入りできることも知ってるわけだし?」



黒崎さんの言い分に、言い返す言葉が出てこない。



「10代の体見て、俺が興奮するとでも思ってんの?」



「お、おお、思ってません…!」



被害者は私なのに、言いくるめられる私かわいそう…



布団の中でしくしく泣きべそをかいた。



「んじゃあ、反抗したお仕置き始めていい?」
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