かりそめ
再び無言の日々が訪れる。
それは仕方のないことだった。はたして私たちは終わっているのか?なにもわからずにいた。
心が離れてしまったように感じてすごく不安になる日が続いた。そこで気づいた。それでもまだ私は彼を愛していると。

どんなに裏切られてもひどいことをされても嘘をつかれても騙されても、私は彼が心配で、心が通わなくなることが身を裂かれるように辛く、
もうどんなに怒りに振り回されても、嫌いになんかなれないのだと悟った。
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