この冬が終わる頃
「今日はね、唯の夢を叶えてあげる。」
「夢?」
「そう。いつも俺の夢の為に協力してくれる唯にプレゼント。」
そう言いつつ、自分も嬉しくてたまらないって顔に書いてある。こんなニコニコ顔を見るのは久しぶりだ。
幸せ気分で手を繋ぎ、ブルーのイルミネーションに彩られた街並みを歩くうち、行き先を思いついた。恐らく、この前、テレビで見たホテルに向かってる?
「ねぇ、蒼、もしかして.....。」
「わかっちゃった?」
「うん。でも予約は?」
「あれからずっとダメ元でキャンセル狙ってたんだ。そしたら奇跡的に取れちゃった。」
「ホント?」
「だから早く帰りたいって言ったら、そうしろって。良い社員ばっかりで良かった。」
本当に奇跡だ。まさかあの人気ホテルに泊まれるとは。私を喜ばそうとする蒼の気持ちが嬉しい。何気なく言った言葉を覚えていて、それを実現してくれるなんて。
「夢?」
「そう。いつも俺の夢の為に協力してくれる唯にプレゼント。」
そう言いつつ、自分も嬉しくてたまらないって顔に書いてある。こんなニコニコ顔を見るのは久しぶりだ。
幸せ気分で手を繋ぎ、ブルーのイルミネーションに彩られた街並みを歩くうち、行き先を思いついた。恐らく、この前、テレビで見たホテルに向かってる?
「ねぇ、蒼、もしかして.....。」
「わかっちゃった?」
「うん。でも予約は?」
「あれからずっとダメ元でキャンセル狙ってたんだ。そしたら奇跡的に取れちゃった。」
「ホント?」
「だから早く帰りたいって言ったら、そうしろって。良い社員ばっかりで良かった。」
本当に奇跡だ。まさかあの人気ホテルに泊まれるとは。私を喜ばそうとする蒼の気持ちが嬉しい。何気なく言った言葉を覚えていて、それを実現してくれるなんて。