Dearest-親愛なる人-



直己くんを 諦めきれない。どうしよう。
わたしは直己くんの仲良い友達と付き合ったり振り向かせようと努力したけど空回りばかり、、、


家に帰ればうるさい両親。
わたしは父親のタバコを二本盗んだ。


そのとき仲よかった美保にメールして
家の近くの公園で 一緒に初めてタバコを吸った。
なんかすごいスッキリして
イライラしてたことはすっかり
忘れれた。


セッタが気に入って
学校のバックにもいれていた。


親がくれるおこづかいじゃ
タバコ代 遊び金が足りなくて
親の財布から盗んだり、
兄弟のお年玉全部盗んだりしてた。最低だよね。今考えたら。


近くのドラッグストアで、
染め粉を盗んで 髪を染めた。

最初はこげ茶くらいで、だんだん金髪に。


髪を染めたら次は化粧がしたい。
でも化粧品買うお金がない。


近くのスーパー、ドラッグストアで
化粧品を万引きした。


万引きすればなんでも手に入る。
酒、食べ物、化粧品、洋服、靴
新発売のシャンプー、入浴剤。


生活に不自由はしてなかった。
振られたのがくやしくて
どんどんグレていく。

「さくらー!マイセン一箱とビールお願い!」


化粧すれば大人っぽい顔立ちだったからこのころからタバコと酒は買えた。

友達に頼まれることもあった。


同級生は派手なさくらに引いて
はなれていって、
どんどん学校に行かなくなり
他校の子とばっかり遊んでた。


テキトーに彼氏作って
みんなで酒パして 朝までカラオケオールして 朝帰り、

学校にはたまに行っても
髪に黒スプレーされて短いスカート
降ろされて化粧品とられて
お菓子食べながら昼寝。つまらない、退屈、全然楽しくない。

仮病使って保健室行って布団中で
モバ◯ー してるほうがよっぽど
楽しかった。





そんな時ある人に出会った。




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