11月の物語
『イブ…、



頑張ってね。


いつもごめんね。


こんな素直じゃないあたし好きじゃないよね…?


素直になれればいいのに…。』


俺がそっと後ろを向くと、


どこか切なそうな瞳のオリビアがいて…。


オリビアは俺と目が合っていることに気が付くと、ハッとした様子で目を逸らし言う。


『ごめん。あたしもう行くね。クリスマスまで大変だと思うけど頑張ってね。』


俺にそう言い残し10月の国へとオリビアは帰って行った。。


あまり俺たち長い時間一緒にいられないもんな…。



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