11月の物語

『イブくん。おまたせ。今日は何時間待ったのかな?』


10月の国をいつもより少しだけ早く飛び出していった私


私はいつも通りイブ君に近づいていく。


『バーカ、今年もクラリ遅いんだと思って11月になったとたん出てきたんだ。もうクラリの性格なんてお見通しだぞ?』


そりゃぁそうだ。私、早く出て来たんだもん。


もうお見通しか…

ハハッ、もう遅いよ?
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