11月の物語
オリビアはその瞬間消えるんだ。


オリビアが俺に話しかけた。


『ねぇイブ、消滅した天使や悪魔はどこに行くのかな?


天国や知国の上はあるのかな?』


『もう、喋んなくていいから…。俺、仕事が詰まってるからもう行くな。』


俺はオリビアの身体をそっと放し、後ろを振り向かずに12月の天使界へ戻って行った。


だって、これ以上

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