その灯火が消えるまで





「貴也は、友達思いだね」





「……………っ!」


ぶわあっ!


と。




急に、目から熱いものが溢れ出てきた。


「………っ、見、見るなっ……!」

「アハー、クールな貴也くんが泣いてるー」


結灯は楽しそうに笑って。


「……っ!」



立ち上がって、俺を抱き締めた。





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