その灯火が消えるまで






やばい。


やばい。




視界が、どんどんぼやけてる……。






なんとか、すっかり行きなれている部屋に辿り着く。



ガラッ…………


「………はる、ちゃ……」

「結灯っ…………?! 」




安心して。

私は意識を手放す。


「おいっ!またおまえっ……」



私は受け止められてベッドへと運ばれるのを、閉じかける意識の中、感じていた。



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