その灯火が消えるまで

でも貴也は、告白されても知らない人はきっぱり断るタイプ。


それは、ちゃんと調べ済みだった。



それならば。

懐に友達として入って。


私を女の子として意識してもらう。



それから告白すればいい。



私は早速、実践した。


二人がこそこそと通う図書室へ行って。


『モデルと勉強を両立したい』

貴也がもっとも好きな言葉で近付く。

< 166 / 413 >

この作品をシェア

pagetop