その灯火が消えるまで





貴也がいなくなってから5ヶ月。



ロケでちょうど、
貴也の転校先の県へやってきた。



この日を、待っていた。



貴也に会うために。



貴也はきっと、裏切った私を恨んでるから電話に出てくれない。


でも、会って言うの。


『私は貴也が悪くないこと、知ってるよ』



って。




そしたらきっと、


貴也は私のところへ戻ってきてくれる。






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