その灯火が消えるまで
「お前が、俺の領域にズカズカ踏み込んできて、好きなように荒らしてくれた。
お前が、俺を変えたんだよ。
勝手にな」
「………………」
だから。
「だから、俺はお前にがやり返す。
今度は俺が、
お前の領域を踏み荒らす番だ」
結灯はまだ、振り向かない。
「お前、本物のバカだよな」
「バカ?!」
ぐるんっ!と振り返る結灯。
まさか今の場面で言われると思ってなかったんだろう。
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