その灯火が消えるまで



そんなの、とっくに覚悟してきた。



ここに来るまでに。


自転車飛ばしながら、何度も何度も、

『俺はこれでいいのか』って思って。



でもやっぱり、俺は結灯と最後までいたいから。


最後に結灯を、笑わせてやりたいと思ったから。





「もちろん。




お前を最後まで見るだけじゃなくて、


残りの時間を、

人生で最高の時間にしてやる」


< 336 / 413 >

この作品をシェア

pagetop