その灯火が消えるまで
23
「俺の告白は、どうなったの?」
次の日の放課後。
俺は病院にいた。
これから毎日、俺は通うつもり。
教室はだんだん元気を取り戻してるけど、
瑠衣や翼は、まだやっぱり暗い。
申し訳ないけれど、もう少しだけ、
内緒にするつもり。
「…………告白?」
ベッドに座ってこっちを見る結灯は、
肌が異常に白いのは前からだったけど、
やっぱり少し痩せて、隈ができてた。
きょとん、と首をかしげてから。
「………あっ」
と、今思い出したように声をあげる。
「………振るなら振れよ。俺、別に覚悟してたし?」
こればっかりはそんな覚悟してなかった!
言葉とは裏腹に、心で叫ぶ。
「はは。私、貴也のこと、好きだよ」
「……………は?トモダチトシテ?」
結灯は、ふるふると首を振る。